保育士の資格は、国家資格です。
受験するとなるとなかなかの難易度を誇る試験です。
保育士資格を取得する為の試験は毎年二回行われています。
合格するのは全体の約20%だけの人です。
全体の2割だけです。
それもその筈、8教科と実技で全て6割以上の点数を取らなければいけないのです。
広範囲でボリュームもありますし、すべての科目において得点もとらないといけません。
簡単になれる資格ではないということがわかりますね。
今回はその保育士資格の取得試験の科目別の難易度を紹介していきます。
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各教科の難易度とその理由
Contents
では、早速それぞれの科目の難易度をランキングしていきます。
第一位(難易度最高):社会的養護
第一位として受験生を苦しめるのが社会的養護です。
社会的養護は学ぶ事が多い上に、テスト範囲がその全てに及ぶ為に幅広い知識が求められます。
また、読解力・長文理解も求められてしまう為、長文を読むのが苦手な人は点数を落としてしまいます。
第二位:教育原理
これは穴埋め問題も出てくるので、暗記して書ける事が求められます。
暗記が苦手な人にとっては鬼門ですし、書く際にケアレスミスをしてしまう人もいるので要注意です。
第三位:社会福祉
これも一位の社会的養護同様に、かなりテスト範囲が広い事がネックになり、受験生を苦しめます。
しかし、こちらは過去問題を解く事で十分に対応可能の為に第三位となっています。
第四位:児童家庭福祉
社会的養護・社会福祉と被っている問題が多い為に数は多いですが二つを勉強しておけばそこまで難しくもありません。
また、これも暗記科目なので、暗記を頑張ればすぐに解けるようになります。
第五位:子どもの食と栄養
問題の大半が〇×問題で構成されていて、『日本人の食事摂取基準』『授乳・離乳の支援ガイド』の問題が多く出題されます。
(※主に数字部分が使われる傾向にあります)
第六位:子どもの保健
主に『子どもの疾病と保健』『子どもの精神保健』から出題され、基礎が出来ていれば十分に対応できます。
第七位:保育実習倫理
大体構成は決まっており、大部分を占めるのが音楽表現です。
次に造形表現、最後に保育所保育方針です。大体前者が6~7つ、保育所保育方針が2~3つです。
音楽では現場でも使う移調について、そしてコードネームがよく出題されています。
造形表現は保育の現場でよく見る絵画の発達についてよく出る傾向があります。
第八位:保育の心理学
これは基本的な知識さえ押さえておけばあらかた解く事が出来ます。
知識を暗記しておけば誰でも6割以上を取る事は可能です。
第九位:保育原理
基本的に事例を使った問題が出題されます。
保育所保育指針から半分以上出題されるので、保育所保育指針をやり込んでおけば問題ありません。
まとめ
国家資格である保育士は、合格するのは難しいです。
8教科と実技に合格点を満たさなければいけないですからね。
難易度も異なります。
暗記すれば得点がとれるものが多いですが、範囲も広いため苦労します。
長文問題もありますから、文を読むことに抵抗がないように普段から文に慣れ親しんでおく必要もあります。
実技もありますから、早めに勉強を進めていくことが大事です。
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