保育士には、現場に立つ前に習得しておいた方がいいと言われる
三大スキルがあります。一つ目が環境作りに必要不可欠な壁面、行事ごとのプレゼント、設定保育で使う製作のスキル。
二つ目が、保護者と上手に接し、どの子どもとも信頼関係を作る事の出来る対人スキル
そして三つ目がピアノのスキルです。
何故この三つがこんなに現場で重要視されるのか。元保育園勤務の保育士経験を活かしながら説明していきます。
スポンサーリンク
正社員登用に大きな影を落とすから
保育士は最初から正社員として採用する所は少ないです。
何故なら一度正社員にしてしまうと、解雇や異動を申し付けるのが難しくなってしまう為です。
まずは一年、その人が本当に保育士に向いているか観察する為にも、契約社員として採用します。
そして、問題なく一年を過ごせたら、正社員登用のチャンスを賭けた昇進試験を受ける事が出来ます。
その昇進試験は前述した通り勤務態度も重視され、一年間どれだけ担任として頑張ったかがカギとなります。
そこでピアノが弾けずに、他の先生にピアノを押し付けてばかりの保育士は、
「向上心が無い」
「保育士の担任としての基本的なスキルが身についていない」
と弾かれてしまうのです。
それだけではありません!
ピアノを弾けない保育士は、最もやりがいがあり、振袖が着られる華やかな幼児クラスの担任候補から外されてしまいます。
幼児クラスは1人~2人担任が主で、ピアノが弾けないとなると片方の担任へと負担が大きくなってしまう、一人担任の場合話にならないと判断されます。
資格をとるにはどうしたらいい?今のうちにチェックしておこう!
↓保育士講座(通信・通学)の資料請求はこちら<無料>↓
一年に一回必ず弾く機会は来るから
保育園でピアノを弾く機会を避ける事の方が難しいです。
毎月行事が何かしら行われ、その度に園児が集まる場で保育士がピアノを弾き、子ども達に行事の歌を教え一緒に歌います。
絵本を読む前、少し空いた時間、設定保育の前などにも挟む園がありますし、リトミック運動ではピアノを弾く事が保育士の役割です。
こんなに頻繁にピアノを弾く機会があるのですから、避ける方が難しいです。
また、中には昇進試験の実技でピアノの技術を披露する場合もあります。昇進試験だけではありません。
入園試験でもピアノを重視する園では実技試験が行われます。
そうなると、ピアノを弾ける・弾けない以前に保育園に保育士として勤められない可能性も出てきます。そうならない為にも、ピアノは必ず弾けるようになっておいてください。
<30日でピアノがマスターできる>
↓初心者向けピアノ講座DVDはこちら↓
養成学校を卒業できない
養成学校でもピアノの授業はありますし、大学では単位として扱われています。
ほとんどの学校がそうですが、初心者・経験者関係なく、最終的には暗譜で弾き語りを行えるレベルに到達するのを合格条件として提示しています。
つまり、ピアノが弾けないとなると、単位を落として留年してしまうのです。ピアノは必須科目ですから、適当に誤魔化して授業だけ受けていればいいわけでは決してありません。
保育士を目指すならば必ず乗り越えなければいけない壁です。授業以外に努力する事も必要ですし、どうしてもマスターできないなら個人的にピアノ教室に別で通ってでもマスターしてください。
まとめ
読んで頂いて分かるように、保育士になる為にも、なってからもピアノは必須条件です。
昇進をかけた大勝負で失敗しない為にも、自分の理想の保育園に就職する為にも、将来担任になるクラスの子ども達の為にも…必ずピアノは弾けるようになって、子どもの前で行事の歌を弾き語りが出来るレベルに到達するのを目標にしてください。
<30日でピアノがマスターできる>
↓初心者向けピアノ講座DVDはこちら↓