保育士の給料が低いと、昨今では様々なメディアに取り上げられて議論されています。
現場の保育士でも安いという自覚を持っていると思います。
しかし、実は保育士は低い給料の人ばかりではないのです。
保育士の中でも、高い給料をもらっている人達がいます。
それが東京の保育士です。
何故東京の保育士は、他の地域に比べて給料が高いのでしょうか?
今回は保育士の給料が高い理由を3つ紹介していきます。
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東京の保育士の給料が高い理由
生活費がかかるから
給料が決定する判断材料として、生活にどれだけ経費がかかるか?ということが加味されます。
地方よりも物価や家賃が高いのでその分を加味して給料を設定してくれているのです。
こういう給料の決まる仕組みを、必要経費方式といいます。(他の給料が決まる仕組みを利益分け前方式)
東京の家賃は地方の2倍、あるいはそれ以上かかります。
交通の便が良い為に、車を維持するよりも、公共の交通機関を使った方が早いし安いです。
ですから、必然的に生活は全て公共の交通機関になるのでそこでもお金がかかります。
生活していく為には食事をしなければなりませんが、物価が高いので生活費も必然的にかさばります。
それが、計算され給料が地方よりも高く設定されていると考えられます。
節約する保育士
都内は物価も家賃もかなり高いです。
なので、都内には住まず、長い時間かけて郊外から通う人も多いです。
都内で住んで高い家賃を払うより、その分を貯金したいという人達が時間をかけて郊外から通勤を行います。
工夫して、節約しているんです。
東京は保育の中心だから
東京都は保育の中心でもあります。
ですから、常に保育の内容も福利厚生も最先端をいっています。
そして、都内ではそれぞれの区で独自の保育の福利厚生が整えられているので、それぞれの地域で全く待遇が違います。
しかし共通して言えるのは、どこの区も保育士不足、保育所不足を解消する為に、高待遇な条件を出して保育士を募集し、園を開設しています。
試験的に、どうすれば保育士不足を解消できるか、条件を頻繁に変える所もあります。
常に最先端の待遇で、保育士不足を解消するモデルケースとなる事を目指している東京都内で働けば、必ず良い待遇の保育所に巡り合えるでしょう。
条件を変えているうちに、地方の保育士よりも給料が高く設定されることが多いと考えられます。
保育所激戦区だから
保育士不足の解消を目指す為に、園側が試験的に高待遇を行っていると上記では書きましたが、もう一つ理由があります。
それは、他の園との差別化を図る為です。
保育所では、他の園と差別化を図る為に少しでも良い条件を付けて保育士を確保しようとします。
東京には認可、無認可、区独自のラインを越えた保育所など、様々な形態の園がひしめき合っています。それこそ、地方よりも数はかなり多いです。
ですから、園側も保育士に辞めて欲しくない、そして新しい保育士を補充したいと必死なのです。
それが、東京で働く保育士の給料の高さに所以しているのです。
保育士の確保の競争が激しいため、給料を高く設定されると考えられます。
まとめ
東京の給料が高い理由は、東京で生活するうえで経費が地方に比べて高いからということがわかります。
さらに、周りとの競争、人材の確保というのが激しいと考えられるからです。
東京の給料が高いからと言って裕福か?と言われるとそうではありません。
家賃にかける金額を少なくしたり、生活費の節約をしたりして工夫したりしています。
東京の給料が高いといっても、東京以外の場所の保育士と比べての話なので
普通の職業の給料に比べて低いのは間違いないでしょう。
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