保育士の年収はよく他業種と比べて低いと言われていますが、具体的にどれほど低いのかは知らない人が多いでしょう。
今回は保育士の年収が一体どれだけ低いのか、他業種と比較していきたいと思います。
男性保育士は将来に不安を感じて他業種に転職しますし、結婚をしても夫婦共働き家庭が多いのが現状です。
一体どれほどのものなのでしょうか。
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保育士の年収は?
年収のランキングは…
職業別の年収ランキングがあるのをご存知でしょうか。
自分の働く業界の目安にもなりますし、年収を目当てに他業種に転職する人にも利用されています。
資格職だけを集めた30位中のランキングではほぼ最下位の26位
全産業の平均年収が489万円なのに対し、保育士は323万円という驚きの差が生じています。
166万円の差は大きいですし、働けば働くだけその差は大きく開いてきます。
しかも、これはあくまで平均なので高い給与を保育士に与える園とそうでない園がごちゃまぜです。低い所は驚くべき事に平均年収が150万円を切ってしまう所もあります。
これでは到底一人で暮らしていく事が出来ません、保育士を辞める人が後を絶たないのも理解できます。
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需要や働く場所は多いのに年収が低い理由
最近では共働き家庭が増えた為に、認可・無認可問わずに多くの保育所・託児所が増えています。
また、子育て中の保護者を支援する為に、商業施設の中に託児所を作って子どもを預かったり、もっと小さな規模になると町中のカフェの中に保育士を配置して、保護者が自分の時間を楽しめる様に配慮する所も増えています。
こういった働く場所は増えていますが、正規雇用が少なかったり、昇給をしないせいで年収平均が増えない、昇給する前に激務や人間関係に悩んで辞職をする人が多いという理由で、資格職の中でも最下位に近い位置が続いています。
将来性に関しては心配ないのに…
しかし、保育士も資格職です。
誰でもなれる職業ではない為に、需要は高く常に求人が保育士の数を上回っている状況が続いています。
現在都内の方では、独自に保育士不足解消の為に条件を良くしたり、働きやすい職場作りが進んでいます。
その先進的な取り組みは称賛を浴びてはいるものの、なかなか地方に普及していないのが現実です。その為に、都内と地方でも年収に差が出て来てしまうのです。
将来的に廃れる産業でもありませんし、次の職場はすぐに見つかる職業なので安定性で言えば高いですが、やはり働いた分に見合った給与がもらえない事が原因でこの先も保育士不足はしばらく続きそうです。
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