日本の労働は、年功序列の仕組みがあり、給料が上がるシステムです。
保育士も一応経験と年齢を積めば、ある程度の昇給があります。
実際どれだけの給与をそれぞれの年齢で貰っているのでしょうか?
聞いてみないと分かりませんよね。
今回は保育士の年齢ごとに貰える給与平均を出していきます。
転職を行ったり、元から高い給与の所に行けば平均よりも貰える可能性はあるので、
「この年齢でこれしかもらえない…」とショックを受ける必要もありません。
ただ、同じ労働であれば給料が高いほうがいいですよね。
そんな風に考えている人は、転職を考えてもいいかもしれません。
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年齢別にみていきたいと思います。
20代前半の平均給与(20歳~24歳)
20代の平均給与を見ていきましょう。
20代の平均給与は、恐ろしい事に平均で11.2万円となっています。
とてもではないですが、こんな額では一人暮らしなど到底無理です。
平均を下げている原因としては、
- 無認可保育所の保育士の給与が低い事
- 私立でも経営に余裕がなく、人件費を削っている所がある
この2つの原因により、足を引っ張っていると言えるでしょう。
また、地方と都市でも違いがあり、地方の方が給与は安く設定されています。
ボーナス平均は44万円。年2回もらえるとすると、一回につき22万程となっています。
しかし、あくまで平均であり、これに届かない人も大勢います。
年収平均は179万円、決して高いとは言えません。
1人で生きていくのは大変苦労する給料といえるでしょう。
20代後半の平均給与(25~29歳)
20代後半になったらどうでしょうか?
平均月収は14万円と少しだけ上昇します。
しかし、相変わらず一人暮らしをしたり、車などのローンを払うには厳しい金額です。
ボーナス平均は55.9万円と10万円近く高くなります。
ただ、ここまで高く設定されているのは一部の私立の認可保育園や公立の園だけです。
やはり無認可保育所や経営の余裕がない園はここまで高くはなりません。
平均年収は223.7万円となっています。
30代前半の平均給与(30~34歳)
30代になると、少しずつ給与の上昇があったり、昇進が始まります。
平均給与も15.4万円と少しずつ上昇し、ボーナスは245.7万円となっています。
30代になってようやく自活が見えてくる程に給与は上がりますが、やはり高いとは言えません。
平均年収は245.7万ですが、あくまで目安なのでこれ以上貰っている人も多いです。
30代後半の平均給与(35歳~39歳)
徐々に主任や園長を目指そうという考えを持ち始める年齢です。
ですが、平均給与は17.5万円なので、逆に言うと主任や園長にならなければ長年の苦労は報われません。
280.4万円が平均年収となっています。
20代から働き続けてようやく27万円昇給するのですが、この昇給が叶わない園も多いです。
ある程度働いても結果が出ない場合などは、すぐに交渉を行いながら転職を目指しましょう。
給与を上げる為の転職は多くの保育士が行っていますし、園側からも3年未満で転職した経歴を見られても何も言われません。
自分の働きに合った給与を貰える所に行きましょう。
まとめ
保育士の給料平均は、OLさんと比べても低いといわざるを得ません。
働く地域、園によっても異なりますが、平均給料が低いのが現実のようです。
年齢を重ねて、キャリアをつめば責任者として昇進して、給料も上がるかもしれません。
逆に上がらなければ転職をした方がよさそうです。
子どもと接せられる仕事ですが、お給料の現実は厳しそうです。
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