保育士の求人は常に人手不足です。
それでも毎年求人倍率にも変化があっている事に気付いている人はいるでしょうか?
今回は刻々と変化していく保育士の求人倍率の推移について紹介していきます。
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保育士の求人倍率の推移
厚生労働省の保育士の求人倍率を見てみると、平成24年度の7月までは求人よりも保育士の職を求める人の方が多かったのですが、平成24年1月に入ると一気に逆転してしまい、求人に対して保育士の職を求める人の方が少なくなっています。保育士不足の始まりです。
保育士の劣悪な労働環境が明らかになり、なかなか進まない処遇改善、働きにくい環境が祟って、保育士を志す人が減っているのです。
しかも、その中でも有効求人倍率4倍を超えている場所があります。それが東京都です。
東京都の求人倍率が4倍?
東京都は、都全体で保育士不足を解消する事を目指しています。
その為に、独自の規則を決めてその基準を満たした園への補助や、保育士の処遇改善に取り組んでいます。
東京都は先進的な保育を行っている場所です、日本の保育の中心と言っても過言ではありません。
保育士を増やす為の取り組みも東京都で試験的に行われていますし、その為に保育士の雇用条件も他の地域より良いです。
しかし、問題として同様に保育施設が他の地域よりも多い事が、現在5倍を超える有効求人倍率を叩き出してしまっています。
東京都は保育士の処遇改善もですが、待機児童の改善にも積極的に取り組んでいます。
その為に、補助金を利用しながら保育園をどんどん開設していますが、そこに来る保育士が少ない為に、保育士不足が更に深刻化してしまっています。
決して労働環境が悪いから人が集まらない訳ではなく、保育士不足の現実が待機児童問題に大きな影を落としているのです。
有効求人倍率が高いのはチャンス!
前述した様に、有効求人倍率が高いのは、決して条件が悪いから人が集まらない訳ではないのです。
保育園を開設している所が多い為に人が集まらず、結果有効求人倍率だけが高くなってしまっているのです。
有効求人倍率が高い所は人手不足が深刻なので、キャリアアップや良い就職口を探すには非常に良い場所です。
沢山ある条件の中から、良い条件を見つけて応募したり、条件を交渉して就職する事も可能です。
条件交渉は一人でするには不安なので、転職サイトのコンシェルジュに担って貰ったり、園によってはどうしても人が欲しい為にどんな条件が良いかと尋ねてくる事もあります。
自分の中で絶対に譲れない条件を決めて、そういった有効求人倍率の高い地域で就職活動・転職活動をすると高い確率で成功します。
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