保育補助を志して園に就職。
保育補助として働いていて園によっては雑務や重要な仕事からは外されてしまうという人も少なくはありません。
保育補助はあくまでも保育士のサポート。扱いがいいことばかりはないでしょう。
そういった扱いを受ける中で、自分も保育士として活躍したいと思う人も出てくるでしょう。
今回はそう思った人向けの、保育補助から資格を取得する方法を紹介します。
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補助制度の確認をする
現在保育園では、どこも深刻な人材不足に悩んでいます。
潜在保育士(※資格を持っているのに保育士をしない人)を現場に復帰させるのと同時に、保育士を増やそうという取り組みがなされています。それが補助制度です。
補助制度はそれぞれの園によって全く違いますが、以下のような補助が受けられます。
・保育士資格の養成学校への費用負担を行ってくれる(※ただしその後その園で引き続き働く事が条件)
・高卒で2年以上(※2,880時間)の保育補助として勤務を行っていれば独自で受験資格が発生する
保育士の国家資格を取る為の試験は、毎年2回行われています。
保育補助として働いて時間を満たし、学歴を満たしていれば、国家資格を自分で勉強し受験する事が出来ます。
どうしても貸付が嫌だという人は、自分の力で試験を受けるのも手の一つです。
ただし、保育士試験は一次試験の筆記、二次試験の実技を経て全て6割以上の成績を取らなければならない難関試験です。
毎年合格者は全体のおよそ1割、年齢制限がないので何度も受験してようやく合格する人ばかりです。
養成学校に通うメリット
養成学校に通うメリットとして挙げられるのは、上記のような恐ろしい難関を潜り抜けずに免許を得られる事です。
しかし、保育士養成学科は通学を要しますので、仕事をしながら養成学校に通うのはかなり大変だと思います。
お金はかかってしまいますが、補助をしてもらえる園であれば懐を痛めずに2年~3年で保育士資格を取得できます。(※専門学校、短大によっては幼稚園教諭の免許も取れます)
自分で試験を受けるメリット
独自受験をする事のメリットは、自由に勉強時間を組み立てられる事と費用が抑えられる事です。
最近では過去問題がネットに上がっていますし、教科書も選んで買えば養成学校以下の費用で抑えられます。
しかし、上記にも書いた様に合格率が低く、一回の試験で手数料に12,950円かかります。
ですから、仕事と両立する自信が無い人や、自力受験に不安を抱く人は養成学校に通った方が確実かつ最短で資格を取れます。
保育士資格を持っていないと、持っている人と給与で5,000円~10,000円も差が出てしまい、勤続年数を伸ばせば伸ばすだけ損になってしまいます。
保育士を長く続けたい、もっと子ども達の発達や保育の部分に深く関わりたい人は是非とも保育士資格を取得してください。
まとめ
仕事内容も給料の面でも扱いが違うのが保育補助の仕事です。
ずっと保育の仕事をするのであれば、保育士と保育補助では差があります。
それがずっと続くわけですから、資格をとっておくというのも選択肢として考えておきたいところです。
保育補助の仕事しながら、保育士を目指すということも可能です。
その場合は、やはり養成学校に行くのベストです。
そして、保育園でも補助制度がある園もありますから制度を確認しておきましょう!
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