子どもが好き、社会の役に立ちたい。
そんな気持ちから保育士になったのに、いざ働いてみると思ったよりも困難がたくさん…正直辞めたいと思っている男性保育士もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、男性保育士が仕事を辞めたいと思う理由について紹介したいと思います。
もし、仕事を辞めるとしたらおすすめの転職先は?
転職してはいけない業種とは?
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男性保育士が辞めたいと思う理由とは?
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いくつか挙げながら説明したいと思います。
●労働内容に見合わない低賃金
社会全体でも問題視されていますね。これは男性に限ったことではありませんが、副業を出来る程暇な仕事ではないのに低賃金だと収入が上がる見込みがありません。
これは将来設計に大きく関わることです。
夫婦共働きがメインになってきてはいますが、妊娠出産とその後の育児のことを考えると女性側は一定期間は仕事を休まなくてはなりませんし、その間収入は減ります。
復帰もすぐにできるとは限りません。男性が育児休暇をとって女性がすぐに復帰という手段もありますが、女性が妊娠出産を機に体調を崩してしまう可能性も考えられます。
いろんなリスクを考えるとまだまだ男性側に安定した収入がないと厳しい世の中なのです。
●女社会で肩身が狭い
男性保育士も昔に比べれば増えてきていますが、まだまだ圧倒的に女性の比率が高いです。
古い保育園では男性用のロッカールームができていないところもあるくらいです。
そんな中で少数派の男性はやはり肩身が狭いですし、男性社会とは全然違う女性社会でやりにくさを感じることもあるでしょう。
勿論そういったことを一切感じない男性もいるかもしれませんが、肩身の狭さを感じる職場、居心地の悪い職場は働きやすい環境とは程遠いと言えるでしょう。
●男性というだけで持たれる偏見
保育士不足の現在、男性保育士として活躍している人も増えているので保育士側からの偏見はなくなってきているでしょう。
しかし保護者側からの偏見による理不尽な要望や中傷に悩まされる男性保育士はいると思います。
やましい気持ちなんて微塵もないのに「自分の子の担任を男性保育士にやってもらいたくない」「男性保育士におむつ替えをさせないでほしい」などと言われたりすることもしばしばあるようです。
●男性はやはり不利…?
男性だからこそできるダイナミックな遊びもあります。しかし特に乳幼児の保育では女性の方が有利と言えるでしょう。
体の柔らかさ、声のトーンなど乳幼児の保育をする際には生物学的に女性の方が向いているのです。
勿論時間が経てば信頼関係を築くことができるので、男性保育士でも何の問題もないのです。
ただ、慣らし保育などの人見知りをしている乳幼児の保育シーンでは自分が抱っこしても全然泣き止まなかった子が女性保育士の抱っこで泣き止んだりすることでショックを受けたという人も中にはいるのではないでしょうか。
●体力的にずっと続けられる職業なのか不安
今は若いから良いけれど、これから先体が老いてきてもずっと続けられるのか不安と考える人もいます。事実保育士には若いうちから腰痛に悩まされている人が多いです。
将来主任になれるなら給与も少し上がるし、管理の仕事が多くなるし…と考えたとしても、少数派の男性保育士はその望みも現状では薄いと考えてしまうのではないでしょうか。
男性保育士を辞めたい理由としては主に以上のようなことが挙げられます。
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男性保育士の転職先のおすすめは?
辞めることを考えるためには次の就職先も検討しなくてはなりません。
男性保育士を辞めたいと思ったのだから次は保育士以外と思っているかもしれませんが、保育士として保育園以外の場所で働くという手段もあります。
病院の院内保育や、児童発達支援施設、児童養護施設などで働くこともできます。もし、辞めたい理由が保護者からの偏見によるものや居心地の悪さで保育士という仕事自体は気に入っているのであれば別の性質を持つ場所で保育士として働くのもありだと思います。
給与や待遇に不満があるのであれば、思いっきり業種を変えてしまうことをお勧めします。
テーマパークや玩具店のスタッフなど子どもに関わる仕事が一貫性があるように感じますが、これに拘る必要はありません。全く違う仕事をしてもいいのです。
事務職などは経験やスキルを問わず受け入れているところもあります。給与は飛び抜けて上がらなくても待遇は探せば現状より良いものが見つかるでしょう。
もっと良い条件を目指すのであればPCスキルやITスキル、医療事務などは個人でも勉強できますし、取れそうな資格を取っておいて転職活動に活かすのも良いでしょう。
転職してはいけないところは?
もし給与と待遇に不満を持っているのであれば、介護職に就いても現状と変わらないでしょう。
保育士同様やりがいのある仕事ですし、人手が不足している業界なので募集も多いと思いますが、介護職に転職しても現在の不満は解消されないと思います。
また、保育士をやっていた人の中には1日中座っているデスクワークが逆に辛いという人も少なからずいます。
そういった人にデスクワーク中心の仕事はストレスがかかるでしょう。
給与、待遇をはじめとする労働条件は勿論、自分が嫌な事、得意な事もしっかり把握して総合的に転職先を選ぶのが良いでしょう。
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